・・・・・・・・・・・・・東日本大震災(3)
3月18日付け朝日新聞「声」の欄に、「国会議員は今こそ汗水流せ」と題して非常に共感できる投稿が掲載されていた。
私たち一般国民には、「日常」の仕事や生活があり、義援金を送るとか、計画停電やガソリン不足で不便な生活を強いられることに耐えるとかといった面でくらいしかなかなか被災者の方々への協力ができない。
人気芸能人や有名スポーツ選手たちが、更には大企業の経営者らが、次々と多額な寄付を行ったり、義援金集めに頑張ったりする姿は、誠に喜ばしく感じられる。多くの外国でも同様な行動が盛んになっている報道を聞くに、「人間って捨てたものじゃない」と、とても爽やかな気持ちになるものだ。
国会議員は、国民から負託されて、私たち国民の血税が原資の多額の歳費をもらって「国民のために」働く人たちのはずである。テレビ等で報道されないだけかもしれないが、彼らが被災地に行ってなにか活動したとか、募金活動を先頭に立って呼びかけているとかといった報道はほとんど聞かない。(例えば被災地岩手県選出の某超大物議員)
震災前、あれほどテレビ画面に出ていた有名国会議員や有名地方政治家の方々の顔がさっぱり見なくなった(あきれた「天罰」発言くらいだろうか)。もっぱら現政府に属する政治家の顔ばかりだ。
与党だの野党だの言っていられない非常事態なのだ。政府外の国会議員も、現場で不眠不休で必死で活動される自衛隊等の人たちに任せきりにしないで、なにか私たちを感動させてくれるような、「さすがは私たちの選んだ政治家だ」と感じさせてくれるようなアクションを起こしてくれないものか希望するものである。