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・・・・・・・・・・・・・河辺啓二の政治・行政論(33)
世界中の夥しい人々の生命、生活を奪い脅かし続ける新型コロナウイルス。まさに第三次世界大戦と形容されるほどになってしまった。初動を誤り隠蔽さえも行った中国政府や同国に大忖度した世界保健機関(WHO)トップは批判を免れないが、一方でコロナ対策で評価を上げた女性リーダーがいる。
まず、台湾の蔡英文総統だ。衛生福利部部長(厚生大臣に相当)が歯科医であるなど医療に詳しい政権であることもあり、新型コロナの重大性を見抜き、早々と中国本土からの入境を制限する等厳しい措置を徹底し、封じ込めに概ね成功、感染拡大を食い止めている。(早い段階から新型コロナの危険性をWHOに報告するも、中国に忖度するWHOに黙殺された。)マスクの生産管理対策も見事。どこかの国の小さな布マスク2枚配布政策とは大違い。
ドイツのメルケル首相も「東西ドイツ統一以来、いや第二次世界大戦以来の試練だ」など国民の心に強く訴えて人心収攬に成功。パンデミックに迅速に対応し、医療崩壊を防ぎ、欧州最大の人口を抱える同国において、感染者致死率をイタリア・スペイン等よりはるかに低く抑えている。
ほかにも、ニュージーランド、アイスランド、フィンランド、ノルウェーの女性首相も、効果的なコロナ対策を実施し、国民の支持を得ているらしい。
さて、ひるがえって、我が国だが、4月来日予定だった習近平に忖度して中国人入国制限が遅れた安倍首相のように、7月のオリンピック開催を断念し切れず、当初はややコロナ対応が遅れた感のあった小池都知事だが、最近の対応をみると首相より「胆力」ができている印象だ。
う~ん、蔡英文、メルケル、小池百合子・・・男性政治家より女性政治家のほうが「胆力」があるのではないか。