・・・・・・・・・・・・・・・・・河辺啓二の社会論(23)
1月26日の朝日新聞土曜版におもしろいランキングが掲載されていた。「自由に職業を選ぶことができ、その能力も備わっている」という条件でアンケートした結果だ。対象年齢が書かれていなかったが、だいたい40歳代後半~80歳代の中高年のようだ。
以前、あるテレビ番組で、やはり中高年の人たちに聞きました、もし生まれ変わったら今度はどんな職業に就きたいですか」というのがあった。1位:学者・研究者、2位:医者、3位:文筆家、4位:公務員・・・という結果だった。その頃、日本人ノーベル賞受賞ラッシュで涌いていた頃だったので、1位がこうなったのだろうと思っていたが、今回も同様だったので意外と感じた。しかし、この記事をよく読んでみると、このアンケートも昨年11月に実施されたという。その頃も本庶先生の受賞があったから、1位の研究者というのは本当に(いつアンケートしても)不動かなとやや疑ってしまうのは私の性格が曲がっているからであろうか。
ともあれ、以前のもので2位と4位、今回のもので2位と5位の職業を私は実現したのだと少し矜恃のようなものを高めた。私がもう一つ目指すとしたら、1位の学者・研究者・大学教授は極めて厳しいが、3位の小説家はムリでも文筆家ならどうかなと・・・。既に大して売れない著書を4冊上梓したし・・・。まてよ、研究者でも理系でなく文系なら、例えば「上州弁研究家」だって研究者にならないかななどと妄想が膨らんでいく・・・。