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・・・・・・・・・・・・・・・・・河辺啓二の勉強論(12)
最近相次いで中高年向け勉強法の雑誌が刊行された。PHP研究社の月刊誌「THE21」とプレジデント社の隔週誌「PRESIDENT」だ。主に40歳代以降のビジネスマンを読者層と考えての記事が多いが、ビジネスマンでない私にも多いに参考となり、勉強意欲を掻き立てるものである。
多数のアンケート結果が掲載されている。例えば、学んでおけばよかった教養・今後学びたい教養のランキング。ビジネスマン対象だけに、財務会計、経営学、ITが当然上位だが、それらを押さえてぶっちぎりトップは「英語などの語学」であった。ほかに目立つものとしては、50歳代・60歳代で今後学びたい教養として「歴史」が上位にランクイン。私は、語学のほうは英検1級等かなり勉強したが、歴史の勉強は不完全燃焼であるため、このアンケート結果に多いに頷く。
ほかに興味をひく記事としては、2人の有名医師による「脳に良い食材・悪い食材」がる。やはり、いいものは、納豆、魚、ヨーグルト、コーヒー、チョコレート、野菜(いも類を除く)など、まぁいわゆる健康にいい、動脈硬化予防食材が掲げられている。逆に悪いものは、白米・白パン、菓子類、ジュース、ベーコン・ハム・ソーセージ、インスタントラーメン、とうもろこし、じゃがいもなど、私が毎日生活習慣病の患者さんに食べるなと忠告する食材とぴたり一致している。
もう一つ印象に残る記事は、私立大文系卒の小学校教師でありながら、なんと41歳で国立大医学部に入り、47歳で医師になった木村勤氏のことが紹介されているものだ。この方に比べると、33歳で再入学、39歳で医師になった私なんか「若僧」(笑)だ。現在60歳代終盤になられて精神科医の院長としてご活躍中。尊敬に値する先生だ。