2017.07.07
・・・・・・・・・・・・・河辺啓二の医療論(23)
2017年7月6日(木)付け上毛新聞に、私の名とコメント少々が掲載された。
掲載前日の5日(水)に同新聞の記者からクリニックに電話があり、ちょうど患者さんがあまりというかほとんどいなかったこともあって、アポなしの「電話取材」を受けたのである。手足口病が太田地域に多く発生しているという。小児専門でないせいか、今年特に多いという実感がないことを伝えた(なぜ小児科医でない私が取材対象として選ばれたか不明)。特効薬など治療法はないこと、原因ウイルスは複数あるため、一度かかってもまたかかることがあること、最近診る患児は、手足口だけでなく、他の部位に発疹が出る亜型のものが多いこと、発症した場合、口腔内の痛みで摂食が困難となることが最も困ることなどお話したが、紙面の都合上、私のコメントで多く割くことはできず、結局掲載されたのはありきたりな予防策くらいなものであった。