・・・・・・・・・・・・・河辺啓二の音楽論(16)
『ザ・ビートルズ 2』ベストセレクションライブというものを見て(聴いて)来た。場所は東京/銀座のHIT STUDIO TOKYO という、あまり大きくはないライブ会場だった。
ほとんど何のライブか知らず、とにかくビートルズをやってくれるという思いだけで、(仕事から解放された)日曜午後の時間帯だから家族揃って楽しもうという程度の期待だった。初めて見た「コマダダ」というバンドの演奏は、その期待を大きく上回り、素晴らしいものであった。(後にネットで調べたら、かなり実績のある、ビートルズコピーバンドであることがわかった)
『ザ・ビートルズ 2』というライブ名になったのは、以前『ザ・ビートルズ 1』でその名のとおりのベストアルバムの曲を演じたらしく、それら以外の名曲、ヒット曲を行うためだとのこと(納得!)。
前半は「ヤングコマダダ」ということで、初期のビートルズを「若作り」(鬘しているメンバーも)の格好で十数曲演奏した。休憩を挟んで後半は、「素」の格好で成熟したビートルズを沢山演じてくれた。
みな上手だったが、ジョン役の人が特にうまいなぁと感じた。「ロックンロールミュージック」なんか最高だった。
いずれにせよ、また、彼らのパフォーマンスを見てみたい。これまで私が見た、数々の日本のビートルズコピーバンドの中では最高峰、来日したFAB-FOUR、RAIN、LET IT BEと比べても遜色ない、世界にも通用するコピーバンドと思う。