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・・・・・・・・・・・・・・・・・河辺啓二の映画論(6)
〈池井戸潤原作はおもしろい!〉
池井戸潤原作のドラマは大好きで、これまでテレビ、映画で幾度も楽しんできた。
テレビドラマでは、「半沢直樹」、「下町ロケット」「陸王」(すべてTBS系、他に「ルーズヴェルト・ゲーム」があったが、これは見逃した)に加えて「民王」(テレビ朝日系)もおもしろかった。(日本テレビ系の「花咲舞が黙ってない」は観ていない。)
映画では、昨年「空飛ぶタイヤ」を観たが、今年「七つの会議」が現在ヒット上映中である。やはりおもしろかった。私のように、農家に生まれ育ち、大人になって公務員と医師の人生を歩んできた人間にとって、民間企業を舞台にしたドラマは、そういう社会にいた経験がないだけに、興味深いし飽きない。もちろん、原作者の池井戸潤の非凡な創作力と、適材適所で選ばれた役者陣の活躍があるからなのだが。
〈群馬県太田市が生んだスター「岡田浩暉」〉
さて、今回の「七つの会議」だが、出演者に注目したい俳優がいる。我らが群馬県太田市新田木崎町(旧新田郡新田町木崎)に出身の岡田浩暉(おかだこうき)である。
私の妻子が卒業した木崎小学校・木崎中学校の卒業生であり、しかも、妻の同級生である。今回もこのスターと久闊を叙したという。〔注:「久闊(きゅうかつ)を叙する」;久しぶりに会って話をすること〕
岡田浩暉といえば、20年ほど前に、フジテレビ系の「ナースのお仕事」で主役の看護師・観月ありさの相手役の研修医を演じていたことが思い出される。
以下はウィキペディア「来歴・人物」より。
「小学校6年生の頃に洋楽にはまり、ギターを始めミュージシャンを目指すようになる。
大学卒業後は地元の群馬へ戻って就職し会社員に。しかし、音楽への夢を諦めきれず26歳でバンド「To Be Continued」としてデビュー。
ある時、バンドのPVを見たテレビ局のプロデューサーから、「俳優」として声が掛かる。そして1994年、中山美穂が主演を務めたドラマ『もしも願いが叶うなら』に出演。演技未経験のミュージシャンでありながら好演し、スペシャル版も作られるほどドラマもヒット。同時に挿入歌「君だけを見ていた」が50万枚超を売り上げ、オリコン最高順位4位となるヒットを記録。これを機に、ドラマへの出演オファーが続くようになり、2000年に「To Be Continued」が活動休止に入って以降は俳優として活躍。
2012年、出身地の宣伝を行う「ぐんま大使」に委託された。 」
〈郷土に凱旋〉
1月26日(土)、木崎行政センター(←もともとは公民館)に来てくれて、「岡田浩暉・トーク&歌謡ショー」が開かれ、地元住民ら400人が詰めかけた(標記の2019.1.29付け「上毛新聞」記事参照)。
つい最近のテレビドラマでは、「黄昏流星群」(フジテレビ系、このドラマではまぁまぁイイ役)と「下町ロケット」(TBS系)に出ていたが、「下町ロケット」ではとてもイヤな奴の役(農業法人の中心人物)を演じていた。この「イヤな奴」役に続き、今回の「七つの会議」での(ワケあり)グータラ社員役と、二枚目ではない少し悪役的な役も演じられるのも大役者への条件なのだろう。
ちなみに「トークショー」の後の「歌謡ショー」では持ち歌を5曲、カラオケの音で披露されたが、その歌声はさすがプロの歌手とうならせるほどだったらしい。