・・・・・・・・・・・・・河辺啓二の医療論(32)
〈終息どころか収束のメドも・・・・・〉
2020年=令和2年は東京オリンピックもあるし、よい年、楽しい年になるのでは、という年初の期待は見事に打ち砕かれた。にっくき新型コロナウイルス-COVID19(coronavirus disease nineteen)-によって。
同じ「しゅうそく」だが、現状だと「終息」ははるか遠く、「収束」のメドも立たないのではないか。ワクチン、治療薬がいつかはできるとしても、現在のインフルエンザのような検査や治療が、しかも保険適用されて町医者レベルでできるような状態になるには1年、2年かかりそうな気がする。なお、既存の治療薬で効果のあるものがいくつかあるとされており、とりあえず、それらに期待するしかないようだ。
〈そもそもは発生源の武漢当局の隠蔽〉
あぁ、武漢政府が、地元の眼科医・李先生の情報を昨年12月の段階で真摯に受け止めていてくれていたら、こんな事態にはなっていなかっただろうに、と武漢当局に対し憤懣やる方ない(今さら英雄視したって遅いわい!)。米国のトランプ大統領に「コロナウイルス」でなく「中国ウイルス(Chinese Virus)」or「武漢ウイルス」呼ばわりされて中国政府が怒っているが、仕方ないだろう。
〈日本も水際対策で失敗したし・・・・・〉
我が国政府も、水際対策で失敗したといえよう。例のクルーズ船における水際対策は、世界からかなり批判された。ただ、麻生さんの言うように、船籍の英国が全く登場していないことに強い違和感を抱かざるを得ない。
ただ、発生源である中国の人たちを速やかに入国制限しておけばこんなに日本で感染拡大はなかっただろう。4月の習近平来日の予定で、中国に「気兼ね」して強い制限をしていなかったため、北海道の雪まつりに万単位の中国人が来たことと、北海道の感染者数がその人口に比して非常に多いことと無関係には思えない。しかし、若き道知事のリーダーシップで東京より感染拡大が抑えられている印象だ。
〈誰のせいでもありゃしない、みんな〇〇が悪いのか♪〉
とはいえ、WHOのテドロス事務局長が中国に大忖度して「パンデミック(世界的流行)」表明―緊急事態宣言が遅れたし、イタリアの感染爆発だって中国の「一帯一路」政策で夥しい中国人がイタリアを往来したためであることは明白だし、上記に述べた「嘆き節」を総括すると、♪誰のせいでもありゃしない、みんな〇〇が悪いのか~♪(尾藤イサオ「悲しき願い」―アニマルズ版が有名)と歌いたくなる。
ついでに、歌いたくなるといえば、郷ひろみの「2億4千万の瞳」。
♪億千万、億千万♪→♪うつるぞ、うつるぞ♪
♪エキゾチック・ジャパン♪→♪エピデミック・ジャパン♪
♪パンデミック・ジャパン♪
う~ん、「パンデミック」は世界的な大流行だから「パンデミック・ジャパン」というのはやはりムリがあるか・・・
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にっくきコヴィッドナインティーン(COVID19)-EPIDEMIC JAPAN
2020.03.26