・・・・・・・・・・・・・河辺啓二の勉強論(11)
漢字の「お勉強」をしていると、こんな年齢になって初めて「え~、こんな漢字だったんだ」と「発見」する漢字と読みの組み合わせが多々あることに気づく。つまり普段日常会話でよく使う言葉だが、まさか該当する漢字があるとは知らないものである。以下は、特に印象に残ったもののほんの一部。
①転( )と向きを変えた。
②熟々( )いやになった。
③態態( )お越しいただき恐縮です。
④地震に吃驚( )する。
⑤鈍鈍( )運転
⑥巫山戯( )るのはやめてくれ。
⑦御洒落( )な紳士
⑧急度( )失敗するだろう。
⑨彼の話に魂消( )る。
⑩失敗して悄気( )る。
⑪零落( )れて故郷に帰る。
⑫とっさのことで狼狽( )える。
⑬出発を躊躇( )う。
⑭草臥( )れた着物
⑮含羞( )んでうつむく。
半分以上読めた人は、大したものだ。漢字をよく知っている人か、非常に国語感覚が鋭い人(文全体から推測する力が高い)だと思う。
解答は次のとおり。
転( くるり )、熟々( つくづく )、態態( わざわざ )、吃驚( びっくり )、鈍鈍( のろのろ )、巫山戯( ふざけ )、御洒落( おしゃれ )、急度( きっと )、( たまげ )、悄気( しょげ )、零落( おちぶ )、狼狽( うろた )、躊躇( ためら )、草臥( くたび )、含羞( はにか )