・・・・・・・・・・・・・河辺啓二のダイエット論(4)
ダイエットをしては、リバウンドという人は多いだろう。かく言う私も、これまで成功しては、ずるずると元の体重に戻ってしまうことは何度かあった。「どうせ、また前回のダイエット法をすればダイエットできるさ」という慢心があったことは否めない。しかし、年齢が上がるにつれてだんだん効果が減少していくことに気づいた。前回と全く同じことをしても、あまり体重が減らないのだ。加齢に伴う代謝低下だろう。
昨年の人間ドックで診てもらった医師に「私は1日2食しか食べない。年取ったら3食摂るべきでない。」と主張される先生がいた。確かに年齢は70歳くらいになってそうだが、お腹は出ていないし、スタイルがよく、若々しかった。「う~ん、説得力あるな」と思っていたら、後日、新聞広告で
『1日3食をやめなさい!』(内海聡著、あさ出版)
という本が出たのを知り、早速購入し、読んでみた。
非常に参考になった。安く売られている食べ物は、カラダに悪い保存料や添加物が多く含まれている。保存がきかない、本当にカラダによい食べ物は、そのぶん、価格が高くならざるを得ない。しかし、1日3食を1食にすれば、1日当たり同じ食費とすれば、1回当たりの食事代は3倍もするイイものが食べられるというわけだ。
そもそも日本で1日3食なんていう習慣は、江戸時代後期頃からか、たかだか200年くらいのものらしい。それ以前は1日2食だったようだ。
これこそ最高のダイエット法だと確信し、昨年秋頃から1日1食~2食を実行。すると、見る見る体重は減少していった。
夏頃は74kg~75kgあった体重が、10月には73kg→71kg、11月には70kg→68kg、12月には67kg→65kg、そして1月現在には63kg台にまで達した。体重が軽くなると、疲れにくくなり、「調子いい」という実感が強まる。
食事の回数が減ると、そのぶん、他の有意義な時間に充てることができる。浮いた数十分の時間を仕事、趣味などに活用できるのである。