大谷はMVPとれるか
・・・・・・・・・・・・・河辺啓二のスポーツ論(13)
パリオリンピックの興奮が収まってくると、やはり気になるのは大リーグ(パリパラリンピックの選手達の躍動ぶりもすごいなぁと感じるが)。大谷などの日本人選手の活躍を見ていると日本のプロ野球への興味が僅少となってしまう。
大谷の2022年のMVPを阻止したジャッジ(2023年9月23日付け大谷は3年連続MVPだったはず | 河辺啓二 kawabekeiji.com参照)が今年も大リーグ記録を更新しそうな勢いでホームラン量産しているが、今年はリーグが違うので、幸い、MVP競争のライバルではない。しかし、かつて2回受賞したのは投手との「二刀流」が高く評価されたためであって、今年は打撃オンリーの指名打者だけに、「一刀流」でMVP獲得するためにはかなりの成績を上げないといけない。
まず、三冠王を取ればMVPだろう。しかし、シーズン前半高打率だったが、後半は3割を切っており、首位打者の可能性は低くなってしまった。
本塁打王となる可能性は高い。打点王は、オズナと接戦で争っている。50本塁打・50盗塁なら当然本塁打王も取るだろうし、打点王なし、打率3割以下でもMVPとなるはず。では、45本塁打・45盗塁ならどうだろう。それでも前人未踏の大記録ではあるが、ライバルのオズナ(打者に加えて外野手をしている点は大谷より若干有利かな)が首位打者・打点王になると、ちと厳しいかもしれない。
あとおよそ1か月で趨勢が決まるだろう。毎日のスポーツ報道に目が離せなくなったなぁ。