パロディーでコロナ対策学習

・・・・・・・・・・・・・河辺啓二のパロディー(5)


前回、尾藤イサオの「悲しき願い」や郷ひろみの「2億4千万の瞳」―Epidemic JAPANのパロディーで個人的ボヤキを発したが、外にも(やはり古い歌だが)いくつか替え歌を口ずさみたくものがある。


●松田聖子の「Eighteen」のサビ・・・
「♪恋するハート 私はEighteen」
→「♪武漢ハツの COVID19」


●ピンクレディーの「モンスター」のラストの部分・・・
「♪モンスター もうお前はやさし過ぎて
モンスター ぼろぼろなのね
モンスター この私の可愛いひと
モンスター おやすみなさい
モンスターが来たぞ モンスターが来たぞ」

「♪クラスター もうお前は厳し過ぎて
クラスター 人殺しだわ
クラスター この私の恐れること
クラスター 発生しないで
クラスター消えろ! クラスター消えろ!」

などと曲全体をパロディー化したいなぁと思いつつ、悩んでいるところ、とてつもなく出来のよい海外の作品をネットで多数発見してしまった。私の出番などないなと痛感。気に入ったことは、私ら世代が好きな古い大ヒット曲のパロディーが多く、そして自らが大変上手に歌っている(演奏もあり)ことだ。彼らは素人?素人にしてはうますぎる。プロかなぁ。YouTubeで「Covid 19 version」検索すると実に面白い替え歌がどっさり出てくる。
 印象に残るものを以下に示す。


●ビートルズ
I Want To Hold Your hand 
→I Gotta Wash My Hands!
手洗い20秒以上が主張されている。若かりしビートルズの面々ソックリがおもしろい。
ビートルズといえば、やはりYesterday。このパロディーも楽しめる。
ビートルズ解散後の有名曲といえば、ジョンレノンのImagine、これもある。


●クイーン
Bohemian Rhapsody 
→Coronavirus Rhapsody
→Bohemian VirusRhapsody
大ヒット映画「ボヘミアン・ラプソディ」の人気いまだ衰えずか。複数のパロディーあり。特に7人が別画像で見事にハモるCoronavirus Rhapsodyの出来が素晴らしい。私個人としては2番目に推薦する作品だ。


●ビージーズ
Stayin’ Alive
→Stayin’ Inside
なるほど。「ALIVE」の代わりに「HOME」とすると、原曲の2音節が1音節になってしまうので、2音節の「INSIDE」にしたのかなぁ。


●ザ・ナック
My Sharona 
→My Corona
→Bye Corona!
→Goodbye Corona!
一発屋ナックの大ヒット曲だけに複数人が「カバー」している。


●サイモンとガーファンクル
名曲Sound of Silence のパロディー。タイトルは「Fight the Virus」
♪HELLO DARKNESS MY OLD FRIEND
→♪HELLO VIRUS FROM WUHAN(←武漢)
で始まり、
♪AND WHISPERED IN THE SOUND OF SILENCE
→♪WE WILL WIN THIS FIGHT THE VIRUS
で終わる。天才詩人ポール・サイモンの歌詞のパロディーだけに替え歌もすばらしい出来だ。


●アバ
Dancing Queen 
→Quaranqueen
Quaranqueenは、「検疫、隔離」を意味するQuarantineとQueenを合体させた造語のようだ。


●ローリングストーンズ
I Can’t Get No Satisfaction 
→I Can’t Get No Sanitizer
Sanitizerは、消毒剤のこと。
→I Can’t Get No Disinfection
Disinfection は、消毒、殺菌のこと。


●「Frozen(アナと雪の女王)」の“LET IT GO”
これまで古い曲ばかりだったが、新しい曲としてはこの曲が使われている。
Let It Go 
→I Don’t Know ― Med School
Med SchoolとはMedical School(医学部)のこと。動画では、医学部付属病院を舞台としているようだ。


●ドレミの歌
映画「SOUND OF MUSIC」 の超有名ソングだ。オリジナルの映画の画像・音楽に替え歌を溶け込ませている。内容的に、手洗い・咳エチケット・ソーシャルディスタンス・オンライン社交など、現在必要とされるほぼすべての予防策が盛り込まれており、これが私の推奨するナンバーワンパロディーである。
画面に表示される英文と私が訳した和文を示そうと思うが、かなり長くなりそうなので、次の回に回すこととします。